【イベントレポート】「銀座『THE NIIGATA』発バスツアー 雪が育む一粒の『おこめ物語』と絶景『清津峡』/THE NIIGATA:Meet the People Vol.15 を開催しました!
2025(令和7)年11月15日(金)、銀座・新潟情報館 THE NIIGATAは、十日町市観光協会および旅行会社と連携し、銀座発着の日帰りバスツアーを初めて開催しました。
当日の様子を、館長の高木がレポートします。
銀座を出発
朝7時、銀座・新潟情報館 THE NIIGATA に参加者39名が集合。早朝にもかかわらず皆さん時間通りにお集まりいただきました。
普段は観光客で賑わう銀座も、早朝は人通りが少なく特別な雰囲気です。

バスは参加者39名と添乗員、高木の計41名。天候は晴れ。
翌週には雪予報が出ていたため、まさに絶好のタイミングでの実施となりました。


雪ふる食堂で「新米のおにぎり体験」
休憩を挟みながら関越道を北上し、「雪ふる食堂」に到着。地元の皆さんが笑顔で出迎えてくださいました。まずは集合写真をパチリ。修学旅行のような和やかな雰囲気です。

2班に分かれ、
・おにぎりを握って味わう「食事班」
・縄ない体験を行う「体験班」
に分かれてスタート。
● おにぎり体験
オーナー・庭野順一さんの説明を受けたあと、新米コシヒカリの炊き立てご飯と地元食材の具を使っておにぎりづくり。
具材は神楽南蛮みそ、大こん菜みそ炒めなど、雪国ならではの素朴な滋味あふれる内容。参加者の握り方にも個性が出て、笑顔が広がりました。
⇒雪ふる食堂












● 食事メニュー
・ミョウガと芋茎の酢の物
・車麩とにんじん・椎茸の煮物
・りんご・さつまいも・春菊の白和え
・津南ポーク塩麹漬け焼き
・わかめとカキノモトのお浸し
・里芋の山塩漬け
・山なめこの味噌汁
どれも十日町の食材をふんだんに使った、やさしい味わいの料理ばかり。
参加者の皆さんも大満足でした。





さらに、お米を栽培した白羽毛ドリームファームの樋口徹さんが、米づくりのこだわりを丁寧に解説。熱心に耳を傾ける参加者の姿が印象的でした。 食後は樋口さんのお米や切り餅、わら細工の販売もあり、次々と手に取られていました。
⇒白羽毛ドリームファーム



食事が終わった後には、樋口さんが栽培したお米の販売。参加者からの質問に、樋口さんが丁寧に元気よく答えてくれます。




「わら細工」の販売コーナーもありました。


雪ふる食堂の2階はゲストハウス「雪ふる宿」。
リノベーションされた空間と窓外の景色に「ここに泊まりたい!」という声が上がりました。
⇒雪ふる宿

Tani House Itayaで「縄ない体験」
食後は徒歩5分の「Tani House Itaya」へ移動。
築150年の古民家をリノベーションした一棟貸しの宿で、廣田伸子さんが迎えてくださいました。
⇒Tani House Itaya


地元の先生方に教わりながら縄ないに挑戦。初めは戸惑いながらも、1時間ほどで皆さん見事に完成。「家でも作りたい」と余った縄を持ち帰る参加者もいました。
地元のお母さん手づくりの漬物も振る舞われ、美味しさに感動する声が多数あがりました。
























清津峡トンネルへ
最後に向かったのは、日本三大峡谷の一つ・清津峡。
バス車内では、トンネル改修に携わった元十日町市役所職員・山田和志さんが、貴重な裏話を交えながら案内してくださいました。
山田さんは現在、コシヒカリを生産・販売する農家さんです。
⇒頂米



清津峡渓谷トンネルは、2018年の大地の芸術祭でアート空間としてリニューアルされた人気スポット。途中の見晴所では、シルバーの建物や天井ミラーなど、自然とアートが融合した独特の世界観が楽しめます。



途中に置いてある石(トンネル掘削時に出た柱状節理)について、山田さんが説明してくれました。

最奥の「パノラマステーション」では、浅い水面に紅葉が映り込み、まるで絵画のような幻想的な景色に。
参加者の皆さんも思い思いに写真撮影を楽しんでいました。






銀座へ帰着
帰りのバスでは十日町名物の蕎麦をお土産として配布。
夕暮れの銀座に戻ると、イルミネーションが車窓を彩り、旅の締めくくりにふさわしい光景となりました。


ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
(参 考)
参加者アンケート結果
<総括>
・97%が「満足」以上と回答し、特に「とても満足」が59%と最も多かった。
・参加者は50~70代が80%以上を占め、女性が90%と多数を占めた。
・居住地は交通の便が良い東京23区と横浜市・川崎市が大半を占めた。
・回答者の40%が「THE NIIGATAに行ったことがない」と回答し、認知向上に寄与した。
・参加理由は「友人・家族からの誘い」が50%以上で、複数人での参加が多かった。
・参加動機は「清津峡に行きたかった」が60%以上、「新米を食べたかった」「しめ縄づくりを体験したかった」がそれぞれ40%以上にのぼり、企画がニーズと合致した。
・食事・体験・見学の評価は5段階で4.5以上と高評価であった。
・95%が「新潟への関心が高まった」と回答。
・しめ縄づくりの丁寧な指導や温かいおもてなしへの感謝が多く、地元の人柄の良さを再認識する声が寄せられた。
・体験型の内容が大変好評で、紅葉や食事も含め満足度が高く、次回も同様のツアーを望む声が多かった。
イベントの案内ページはこちら
(メディア掲載)
新潟日報
「東京・銀座の新潟情報館 初バスツアーを開催 十日町の暮らし 絶海堪能」(2025.11.20掲載)
妻有新聞
「銀座から直行で清津峡 縄ないや新米食味わう THE NIIGATA」(20251129)掲載許諾済み
