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年越しに「へぎそば」はいかが? 新潟が誇る「ご当地そば」で新年を迎えよう

大晦日に、心身の健康が続くことを願って食べる「年越しそば」。今年は新潟が誇るご当地そば「へぎそば」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

へぎそばは、文化庁が認定する世代を超えて受け継がれ、愛され続ける食文化「100年フード」にも選ばれています。新潟県民にはお馴染みのご当地そばですが、県外では、あまり馴染みのない人もいるかもしれません。

今回は、そんなへぎそばの特徴やおすすめの食べ方などを、詳しくご紹介します。

新潟のそばといえば「へぎそば」!

へぎそばの「へぎ」って何?

魚沼市周辺で生まれ、織物産業が盛んな小千谷地域、十日町地域で親しまれてきたへぎそばは、織物文化と食文化が融合して生まれた郷土料理です。織物の工程で使われる「ふのり(布海苔)」という海藻を「つなぎ」に用いることで、つるりとしたのどごしや、強いコシ、弾力が生まれています。

そして、そのへぎそばを盛るのが「へぎ」という木を剥いでつくられた器です。ひと口ずつ小分けにして盛りつけるのも特徴のひとつで、「手振り・手繰り」と呼ばれる独特の盛りつけ方も、織物を織るときの動作に由来しています。

年越しそばにもへぎそばがおすすめ

へぎそばは、新潟県では季節を問わず楽しまれています。特に秋に収穫される新そばは「秋新(あきしん)」と呼ばれ、色・味・香りがすぐれていておいしいと言われています。

自宅では「へぎ」に並べるのが難しいため、一般的にはお店で食べる機会の多いへぎそばですが、もちろん一般的な冷たいざるそばでも、おいしくいただけます。

冬場にいただく場合は、身体が温まるかけそばもおすすめです。今年の年越しには、へぎそばを選んでみてはいかがでしょうか。

へぎそばのアレンジレシピ2選

つるりとしたのどごしと、ほのかにやさしい磯の香りを楽しめるへぎそば。温冷それぞれでいただくのはもちろんのこと、アレンジしても楽しめるんです。

ここでは、新潟県の魅力発信ポータルサイト「新潟のつかいかた」で紹介されている、へぎそばを使ったアレンジレシピをふたつ、ご紹介します。

へぎそばの「焼きそば」

『ミシュランガイド新潟2020特別版』で一つ星を獲得した〈日本料理 魚幸(うおゆき)〉の店主・渡辺雄太さん考案のレシピです。味つけには醤油と顆粒だしを使用した和風の「焼きそば」。やさしく上品な味が特徴です。

【材料】 2人分
・ふのりそば(乾麺) …… 150グラム
・豚バラ肉 …… 65グラム
・もやし …… 75グラム
・長ネギ …… 30グラム
・顆粒だし …… 小さじ1
・醤油 …… 大さじ2
・サラダ油 …… 大さじ2
・塩 …… 2つまみ
・胡椒 …… 少々
・酒 …… 50ミリリットル
・刻み海苔 …… 適量
詳しいレシピはコチラ:繊細なのに簡単!潮の香りが漂う「へぎそばの焼きそば」にチャレンジ

〈柿の種のオイル漬け にんにくラー油〉のそば寿司

【所要時間】15分
【材料】2人分

・ふのりそば(乾麺) …… 100グラム
・柿の種のオイル漬け にんにくラー油 …… 適量
・海苔 …… 2枚
*米酢 …… 大さじ2
*砂糖 …… 小さじ1
*塩 …… 小さじ1/4
詳しいレシピはコチラ:ピリッ、ザクッがアクセントに。〈柿の種のオイル漬け にんにくラー油〉のそば寿司

〈THE NIIGATA〉で取り扱っているへぎそばをチェック

〈THE NIIGATA〉では、多彩なへぎそばを取りそろえています。

歴史ある老舗メーカーの商品から、日本一に輝いたことのある商品、自家製紛のそば粉を使用しているものなど、それぞれに魅力があります。

そばの味や麺の太さ、食感なども、少しずつ商品によって異なります。たとえば贈答用なら乾麺タイプ、日持ちする冷凍タイプなど、用途に合わせて選ぶのもいいですね。

ぜひ好みのへぎそばを見つけてみてください。

〈魚沼産そば粉使用冷凍生へぎそば〉|株式会社たかの

〈魚沼産そば粉使用冷凍生へぎそば〉(1512円)は、魚沼産のそば粉と、国産のふのりを使ってつくられた冷凍タイプの生へぎそばです。

打ちたての麺を冷凍しており、調理は冷凍のままたっぷりのお湯でゆでるだけ。自宅で本格的なへぎそばをいただけます。本返しとかつお節のだし汁を合わせた添付のつゆで召し上がれ。

〈へぎそば自慢ののどごし〉|株式会社自然芋そば

淡い緑色が美しい乾麺タイプの〈へぎそば自慢ののどごし〉(486円/左)。ふのりをたっぷり使用したへぎそばで、そば粉は自社で製粉したものを使用しています。

環境省の「平成の名水百選」に選ばれたこともある上越の名水「大出口泉水(おおでぐちせんすい)」を製麺水として使用しているのも特徴です。

詳しくはこちら:〈へぎそば自慢ののどごし〉|株式会社自然芋そば

〈わたやへぎそば〉|株式会社わたや

「へぎそば発祥の店」を掲げるお店のひとつ、創業100年を超える老舗〈わたや〉。「お店の味をより多くの人に知ってほしい」という想いからつくられた乾麺タイプのへぎそばが〈わたやへぎそば〉(410円/中央)です。

試行錯誤の末、へぎそば本来ののどごしを実現したという本商品。本場・小千谷の味を楽しんでください。

〈妻有そば〉|株式会社玉垣製麺所

1953年創業の〈玉垣製麺所〉がつくる、自家製紛のそば粉を使った〈妻有そば(つまりそば)〉(313円/右)。創業より変わらぬ上質な味と、独特ののどごしが特徴です。

日本蕎麦保存会主催の「おいしいそば乾麺大賞」では、4年連続日本一を獲得しており、累計5000万食販売されている、〈玉垣製麺所〉の人気商品です。

〈真昆布そば〉|株式会社能水商店

新潟県糸魚川市にある〈能水商店〉が手がける〈真昆布そば〉(378円/左)です。

〈能水商店〉は、新潟県立海洋高等学校の職業教育を支援している会社で、〈真昆布そば〉には、海洋高校で養殖された真昆布が練り込まれています。ほのかな昆布の香りとツルッとしたのどごしをお楽しみください。

〈新そば〉|株式会社玉垣製麺所

〈妻有そば〉を手がける〈玉垣製麺所〉がつくる〈新そば〉(502円/右)は、秋の摘みたての北海道そば粉を使用したワンランク上のへぎそばです。石臼挽きでじっくりと粉を挽いてつくるため、歯ごたえもよく、香り豊かなそばに仕上がっています。

自家製紛でつくるこだわりのそばを、心ゆくまでご堪能あれ。

香り豊かな「へぎそば」でよい大晦日を!

お店で食べるへぎそばはもちろんのこと、〈THE NIIGATA〉で取り扱っている各店自慢のへぎそばなら、ご自宅でもおいしく楽しむことができます。

もちろん本場のへぎそばのように盛りつけにこだわってみるもよし、気軽にざるそばやかけそばで楽しんでもよし。アレンジレシピを試してみても楽しそうですね。

今年は香り豊かなへぎそばで、すてきな大晦日をお迎えください。

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この記事は、新潟県の魅力発信ポータルサイト「新潟のつかいかた」の記事を引用・再編集してお届けしています。新潟県っておもしろそう!と思ってくれた方はぜひ覗いてみてください。
「新潟のつかいかた」:https://howtoniigata.jp/
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