〈越後姫〉の「春の旬」が到来! バターからハチミツまで関連商品にも注目

甘い香りに春の訪れを感じさせてくれる「イチゴ」。
冬から春にかけて出荷が増え、スーパーなどではさまざまなブランドのイチゴが並びますが、新潟県には〈越後姫〉というブランドイチゴがあります。「可憐でみずみずしく、まるでお姫様のようだ」ということからその名がつきました。
今回は〈越後姫〉の魅力に迫るとともに、よりおいしくいただけるアレンジレシピや、〈THE NIIGATA〉の関連商品をご紹介します。
〈越後姫〉ってどんなイチゴ?

新潟県産のブランドイチゴ〈越後姫〉には、大粒で、甘みが強く、果肉がやわらかくてジューシー、そして、香りがよいといった特徴があります。
新潟県では、〈越後姫〉が生まれるまでは、〈宝交早生〉という品種が主に育てられてきました。より大きくて甘く、新潟県の気象条件に適している品種を生み出すために品種交配や改良を重ね、1996年に品種登録されたのが〈越後姫〉です。
当初は、下越地方を中心に栽培されていましたが、現在は新潟県全域で栽培されており、新潟県を代表するブランドイチゴになりました。

収穫期が1月から6月と長い〈越後姫〉は、大粒で酸味が少ない「冬の越後姫」と甘みと酸味のバランスがよい「春の越後姫」の2種類に分けられます。
そのなかでも最盛期は、昼が暖かくて朝晩が寒い4月中旬から5月中旬です。「春の越後姫」が一番おいしい季節には県内各所でイチゴ狩りも行われています。

〈越後姫〉は、果肉がやわらかいため輸送が難しく、かつては県外に出回ることが少なかったため「幻のイチゴ」と言われてきました。しかし今では梱包技術・輸送技術の改善により、県外でも購入することができるようになっています。
もし〈越後姫〉を見かけたら、「果実の色つや」「ヘタの緑色の濃さ」「ふっくらと太った形」の3つのポイントをチェックするのがおすすめです。全体が色づいていて、ヘタが濃い緑色であり、ふっくらとした形のほうがおいしいとされています。ぜひみずみずしい〈越後姫〉を味わってみてください。

また、〈THE NIIGATA〉では毎週火曜と土曜に、それぞれ〈斉藤いちご園〉と〈Ripi farm〉(写真・上)から〈越後姫〉を入荷しています。
〈斉藤いちご園〉は、新潟県燕市にある越後姫一筋20年以上の観光農園で、品質を最優先とし、おいしさを追求するイチゴづくりに取り組んでいます。
一方、〈Ripi farm(リピファーム)〉は、聖籠町にある観光ぶどう園内に開設された〈越後姫〉をメインに栽培・直売している農園で、減農薬にこだわったイチゴづくりに取り組んでいます。
ブランドサイトはコチラ:新潟県推進ブランド品目〈越後姫〉
〈越後姫〉のおすすめアレンジレシピ3選

〈越後姫〉のおいしさをより楽しみたい人は、イチゴの甘みや見た目の華やかさといった〈越後姫〉の特徴を生かしたアレンジレシピもおすすめです。新潟県の魅力発信ポータルサイト「新潟のつかいかた」で掲載している3つのレシピをご紹介します。
越後姫と菜の花の豆腐ソース

〈越後姫〉と菜の花、ホタテを、豆腐でつくったやさしい味わいのソースで和えた副菜です。上品な味わいのなかに〈越後姫〉の甘みが際立ちます。春の食材を使った彩りのよいお料理は、春らしい食卓を演出してくれそうです。
【所要時間】 10分 【材料】 2人分 ・ 越後姫 …… 2粒 ・ ホタテ貝柱(刺身用) …… 4個 ・ 菜の花 …… 1/2束 * 絹ごし豆腐 …… 200グラム * オリーブオイル …… 大さじ2 * 米酢 …… 大さじ1 * 味噌 …… 大さじ1 * マスタード …… 小さじ1 |
詳しいレシピはコチラ:新潟生まれのイチゴ。〈越後姫〉の香りを楽しむアレンジレシピ |
鶏肉の越後姫バルサミコ

〈越後姫〉にバルサミコ酢、にんにくを合わせ、お肉料理のソースにしました。低温調理の鶏むね肉には、下処理にりんご酢が使われています。〈越後姫〉を角切りにして使うので、イチゴのジューシーな味わいをそのまま楽しめます。
【所要時間】 30分(マリネの時間は除く) 【材料】 2人分 ・ 鶏むね肉 …… 300グラム ・ りんご酢 …… 大さじ2 ・ オリーブオイル …… 大さじ2 ・ にんにく …… 1かけ ・ 塩、胡椒 …… 適量 ・ 越後姫 …… 5粒 ・ 菜の花 …… 適量 * バルサミコ酢 …… 大さじ4 * バター …… 10グラム * にんにく …… 少々 |
詳しいレシピはコチラ:新潟生まれのイチゴ。〈越後姫〉の香りを楽しむアレンジレシピ |
越後姫のバター

〈越後姫〉の甘い香りと、華やかな桃色の見た目を生かしたバターです。〈越後姫〉とお砂糖、バターを混ぜるだけなので簡単につくれるのもポイント。バゲットやクラッカーなどに塗って楽しんでみてください。
【所要時間】 15分 【材料】 つくりやすい分量 ・ 越後姫 …… 100グラム ・ 砂糖 …… 50グラム ・ バター(有塩) …… 100グラム |
詳しいレシピはコチラ:新潟生まれのイチゴ。〈越後姫〉の香りを楽しむアレンジレシピ |
〈THE NIIGATA〉で手に入る〈越後姫〉関連商品

県外でも購入が可能になったとは言え、まだまだ流通の少ない〈越後姫〉。そんなときは、〈越後姫〉を使った商品を楽しんでみてはいかがでしょうか。〈THE NIIGATA〉では、〈越後姫〉はもちろん、ジャムや調味料、フリーズドライのイチゴなどさまざまな〈越後姫〉関連商品を取り扱っています。

〈越後姫ジャム〉|苺の花ことば
高品質なイチゴを栽培している農園〈苺の花ことば〉では、〈越後姫〉を使ったさまざまな商品が販売されています。
イチゴの果肉がごろごろと入った贅沢な味わいの〈越後姫ジャム〉は、ふたを開けた瞬間に〈越後姫〉の甘い香りが広がります。添加物は不使用で、甘みづけにはてんさい糖を使用。お子さんや、健康に気を使う方でも安心して食べられます。
詳しくはこちら:〈越後姫ジャム〉|苺の花ことば
〈越後姫バター〉|苺の花ことば
〈苺の花ことば〉で育てられた〈越後姫〉と、九州産の生乳を使った高品質な〈高千穂バター〉を合わせてつくられたのが〈越後姫バター〉。ゲル化剤を使っていないため、パンなどに塗るときになめらかに塗れるのも特徴です。トーストだけでなく、豚肉料理などのソースにもよく合います。
詳しくはこちら:〈越後姫バター〉|苺の花ことば
〈苺はちみつ〉|苺の花ことば
〈苺はちみつ〉は、新潟県産のアカシアハチミツに、無添加で砂糖不使用の〈越後姫〉のドライイチゴを漬け込んだ商品です。アカシアハチミツは、ほかのハチミツと比べて血糖値が上がりにくいとされ、健康志向の方にもおすすめです。
詳しくはこちら:〈苺はちみつ〉|苺の花ことば

〈ふわっと越後姫〉|苺の花ことば
〈越後姫〉をまるごとフリーズドライにした〈ふわっと越後姫〉は、イチゴのおいしさをダイレクトに楽しめるひと品。間食や、お菓子づくりの材料におすすめです。
詳しくはこちら:〈ふわっと越後姫〉|苺の花ことば
〈越後姫ソース〉|苺の花ことば
ひと瓶あたり約74パーセントも〈越後姫〉が含まれているので、イチゴそのままの味わいを堪能できる〈越後姫ソース〉。農園で朝摘みした新鮮なイチゴをたっぷり使ってつくられています。パンやヨーグルトと一緒に食べるのがおすすめです。
詳しくはこちら:〈越後姫ソース〉|苺の花ことば
〈苺の飲むお酢〉|苺の花ことば
〈苺の飲むお酢〉は、1本あたり約13粒分の〈越後姫〉と、イチゴ酢、てんさい糖でつくられたフルーツビネガーです。イチゴの果肉が入っており、まろやかな口当たりも特徴です。牛乳に混ぜて食べれば、イチゴヨーグルトのような食感も楽しめます。
詳しくはこちら:〈苺の飲むお酢〉|苺の花ことば

〈ナッツの初恋〉|八米
天然ハチミツを生産・販売している〈八米〉がつくる〈ナッツの初恋〉は、〈越後姫〉の甘酸っぱさとごろごろと入ったナッツの食感がやみつきになるひと品。
ハチミツにアーモンド、カシューナッツ、くるみ、マカダミアナッツの4種類のナッツと、〈越後姫〉のドライイチゴを漬け込んでいます。
詳しくはこちら:〈ナッツの初恋〉|八米
〈越後姫と麹のおちち〉|Berries
佐渡産コシヒカリを長時間かけて自然乳酸発酵した甘酒〈麹のおちち〉を使った〈越後姫と麹のおちち〉は、砂糖を使っていない新感覚のジャム。〈越後姫〉をそのまま食べているかのような果実感と、甘酒がつくり出す独特の甘みが特徴です。腸活にもぴったりです。
詳しくはこちら:〈越後姫と麹のおちち〉|Berries
お好きな食べ方で〈越後姫〉を楽しんでみて
これから最盛期を迎える〈越後姫〉は、そのまま果実を楽しむのはもちろん、アレンジしたり、〈越後姫〉を使ったジャムなどを楽しんだり、楽しみ方もさまざま。新潟県に足を運んだ際に、イチゴ狩りで摘みたてを楽しむのもいいですね。
今まで〈越後姫〉を知らなかった人も、毎年の楽しみにしている人も、今年の春はお好きな食べ方で〈越後姫〉を楽しんでみてください。
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この記事は、新潟県の魅力発信ポータルサイト「新潟のつかいかた」の記事を引用・再編集してお届けしています。新潟県っておもしろそう!と思ってくれた方はぜひ覗いてみてください。 「新潟のつかいかた」:https://howtoniigata.jp/ |